手帳型スマホケースの素材として使用されることが多いPUレザー。
PUレザーは合皮(合成皮革)の一つで、本革に近い見た目ながら本革より扱いやすく安価なため、スマホケースの素材としても人気です。
スマホケースの制作をご検討中の企業ご担当者さまのなかには、「スマホケースでよく見るPUとは何だろう?」「PUレザーのスマホケースの特徴を知りたい」などとお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
本記事はPUレザーの特徴やメリット、デメリット、PUレザースマホケースのデザイン例を紹介します。
PUレザーの“PU”とは、ポリウレタン(Polyurethane)のことです。加工の際にナイロンやポリエステルなどの織物を基布にしてポリウレタン樹脂をコーティングするため、PUレザーと呼ばれます。
一般的に『フェイクレザー』と呼ばれる合皮はPUレザーを指していることが多く、本革に似せた素材のなかでは上質といえます。
そのため、スマホケースだけではなく、ソファ・車のシート・衣料品・雑貨など、さまざまなアイテムの素材として使われています。
PUレザーが、素材として幅広く活用されているのはメリットが多いためです。
PUレザーは、表面に型押しをして本革に似せているため、一見しただけでは見分けが付かないこともあります。型押しがフィット感を生み出し、ケースを手に持ったときのグリップ感にも優れています。
また、本革に似ていても本革より安価です。基となる素材は布のため、柔らかく軽いのもメリット。表面の樹脂コーティングが汚れから守ります。
PUレザーのデメリットは以下のとおりです。
PUレザーは、本革と比べると耐久性が低い点がもっとも大きなデメリットといえます。寿命はおおむね2~3年程度といわれており、場合によってはさらに短い場合があります。
PUレザーの樹脂であるポリウレタンは水分と結び付いて分解してしまう“加水分解”を起こす性質があるため、湿度には注意が必要です。加水分解は湿度の高い場所で長時間使用したり水に濡れたまま放置したりしておくことで発生。表面がボロボロになってしまったときは、すでにポリウレタンが分解されている状態です。
通気性が低いのもPUレザーのデメリットです。樹脂が表面に塗り込まれているためスマホの熱もこもりやすくなります。
ただし、劣化は日々のお手入れで予防することが可能です。スマホケースの素材別お手入れ方法はこちらの記事をご覧ください。
PUレザーは加工がしやすく、多彩なデザインを表現できる素材です。
そのため、PUレザーのスマホケースはデザインも豊富。以下では、おしゃれなデザインのPUレザースマホケースを紹介します。
出典:オリジナルケースファクトリー(当社)『iPhone 11 用スマホケース』
白地に鮮やかな色の押し花を幾層にも重ねたような華やかさがあるデザインです。水彩画のようなにじんだタッチで表現されているため、美しくロマンチックな雰囲気を演出しています。
一見難しい多色使いですが、同じ彩度で全体を構成して統一感を演出。そのため、大胆ながらも繊細さを感じられるデザインに仕上がっています。
出典:オリジナルケースファクトリー(当社)『手帳型スマホケース』
黒地のPUレザーにCMYKのインクで表現したゴールドっぽい色を使ったシンプルなデザインです。手描きのペン画のようなタッチでイラストが描かれているため、温かみのある雰囲気になっています。
素材とプリントのコントラストが、地味になりがちな黒を際立たせておしゃれに仕上げています。
出典:オリジナルケースファクトリー(当社)『手帳型スマホケース』
シックなパープルでのみ構成されたエレガントなデザインです。上半分は白地にドットと透け感のあるバラのイラスト、下半分は大きめのスカラップカットが表現されています。
シックな深い紫が甘くなりすぎてしまいがちな花柄とドットを引き締め、落ち着いた大人の雰囲気を演出しているデザインです。
PUレザーは身近なアイテムの素材として幅広く使われています。
PUレザーは本革に似た高級感と、使い勝手のよさなどのメリットがありますが、本革と比べると耐久性が低いというデメリットがあります。
しかし、スマホケースはトレンドが反映されるアイテムでもあるため、定期的に買い替える人も珍しくありません。また、毎年のように発売される新機種のスマホに買い替える人もいるでしょう。
このような場合は、比較的安価で豊富なデザインを提供できるPUレザーがおすすめです。
オリジナルケースファクトリーでは、PUレザーを素材とした手帳型スマホケースの制作を承ります。PUレザーの手帳型スマホケースをはじめ、TPUを使ったスマホケースや、ポリカーボネートとTPUを使ったハイブリッドケースなど、多数のスマホケースをご用意しています。
すべて国内工場で印刷・加工しているため、短期間でのお届けが可能です。1つのデザインで1個から制作でき、受注生産にも対応可能なため、在庫負担が気になる場合にもおすすめです。
スマホケースの制作をご検討中なら、ぜひお気軽にご相談ください。
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