ゆるキャラ成功例から学ぶ! グッズ制作における成功の秘訣

認知度向上や観光振興に貢献するとして、多くの自治体が採用しているゆるキャラ。2011年から開催されてきた『ゆるキャラ®グランプリ』では、多くのゆるキャラが登場し注目を集めました。

代表的なゆるキャラにはくまモンや、ひこにゃん、ふなっしーなど、公認・非公認を含めて全国的に地域の知名度を高め、多くの経済効果を生み出しました。

しかし、このようなゆるキャラはほんのひと握り。大多数のゆるキャラはその地域での知名度のみに留まっています。

成功するゆるキャラとそうでないゆるキャラの違いはどこにあるのでしょうか。
本記事ではゆるキャラ成功例をもとに、キャラクターグッズ制作における成功の秘訣について解説します。

ゆるキャラとは?

ゆるキャラとは、“ゆるいマスコットキャラクター”の略で、イベントやキャンペーンなどを通じて地域の認知度向上や観光振興を推進するマスコットキャラクターのことです。

企業や商品のキャラクターはプロのデザイナーなどがデザインすることがほとんどですが、ゆるキャラは一般公募されることが多く、地域の特性がより強く表現されています。

このゆるキャラの知名度を高めるきっかけとなったのが、多くのゆるキャラを輩出したゆるキャラ®グランプリです。全国的なゆるキャラブームを巻き起こし、2020年の開催を最後に終了しました。

なぜゆるキャラが作られるのか?

地域の活性化は自治体の課題ですが、なぜ、これほどゆるキャラがブームになったのでしょうか。

上述のとおり、ゆるキャラは一般公募されることが多く、デザインコストを抑えられます。そして、伝えにくいことが伝えやすくなるのもゆるキャラのメリット。ゆるキャラを通じて自治体のメッセージを伝えることで、適切な情報発信に役立ちます。

また、個性的なキャラクターはメディアへに注目され、大きなPR効果を期待できます。しかし、メディアの話題はすぐに途切れてしまうことも多く、いつの間にか見なくなるゆるキャラも少なくありません。

ゆるキャラを成功させるためには、継続的に関心を寄せられるような取組みが重要といえるでしょう。

ゆるキャラ成功例

成功したゆるキャラは知名度が高いため、地域経済に与える影響も大きくなります。
実際のゆるキャラの成功例を見てみましょう。

くまモン

第1回目の開催で見事グランプリを獲得した熊本県庁のPRキャラクター『くまモン』。九州新幹線全線開業をきっかけに誕生し、現在熊本県の営業部長兼しあわせ部長として、海外にも進出しています。そして驚くことにくまモン関連商品の2019年度の売上高は約1,579億円。地域経済におおいに貢献しています。

(出典:熊本県知事公室くまモングループ『2019年くまモン利用商品年間売上高 1,579億円!』)

ひこにゃん

滋賀県彦根市の国宝・彦根城築城400年祭のマスコットキャラクターとして誕生した『ひこにゃん』。彦根市のPRを担当し、ひこにゃん専用の特別住民票が発行されているほど、地域に愛されているキャラクターです。2019年度のひこにゃんグッズ購入額は約9億円と推計。彦根市の観光消費のうち、宿泊・日帰りともに約2割がグッズ購入に充てられるなど、今もなお観光振興を担っていることが分かります。

(出典:彦根市『2019年彦根市観光に関する 経済効果測定調査報告書』)

ふなっしー

“梨の妖精”という設定で、千葉県船橋市民が個人的に始めた『ふなっしー』。船橋市“非公認”のキャラクターですが、イベントでの活動やネット上での活動により注目され、一躍有名になりました。ふなっしーはさまざまなイベントに参加しつつYouTubeでもコンテンツを配信。イベントにも積極的に参加して地域を盛り上げています。


成功の秘訣

ゆるキャラを成功させるためには、初めから莫大なコストをかけるのではなく、時間をかけて戦略的に成長させていくことが不可欠です。

くまモンを例に挙げてみましょう。そもそも九州新幹線の全線開業がきっかけで生まれたくまモンは、誕生当初、始発駅の大阪を中心にしてPR活動を行っていました。ゲリラ的に大阪市の各所に現れてキーワードやQRコードが記載された名刺を配布。くまモンのSNSなどに誘導しました。SNSの更新をこまめに行うことでフォロワーを獲得し徐々に知名度を高めていったのです。

さらにくまモンは、戦略的なキャラクターグッズ制作も行っています。通常キャラクターを使用して商品を制作する際はロイヤリティが発生します。しかし、くまモンは熊本県の許可を受ければ無料でくまモングッズを制作できるロイヤリティフリーを採用。これを受け、さまざまな企業が多種多様なコラボ商品を制作し、現在までの累計売上高は8,000億円を超えました。
(出典:熊本県知事公室くまモングループ『2019年くまモン利用商品年間売上高 1,579億円!』)

この施策のメリットは、企業はグッズの制作コストを抑えられ、くまモンは広告費をかけることなく宣伝を行えるという点です。グッズ制作の敷居を低くすることで多くの企業に商品開発を促し、効率的なPRを実現させました。


オススメのゆるキャラグッズ

ゆるキャラをモチーフにしたゆるキャラグッズは、地域プロモーションの一環としても有効です。以下では、地域の活性化や観光振興観光のみならず、自治体自体の魅力をPRするゆるキャラグッズ制作のアイデアを紹介します。

スマホリング

オリジナルスマホリング

画像引用元:オリジナルケースファクトリー(当社)『オリジナルスマホリング

観光客が複数のお土産を購入することを考慮すると、ゆるキャラグッズにはかさばらない小さめサイズがオススメです。

スマホリングは、大画面のスマホが次々と発売されている現在のゆるキャラグッズにピッタリのアイテム。機種を選ばずに使うことができるため、男女を問わずに喜ばれます。

クリアマルチケース

クリアマルチケース

画像引用元:オリジナルケースファクトリー(当社)『オリジナルのクリアマルチケース

ゆるキャラグッズの定番といえば根付や文房具などが一般的ですが、売場で目を引くのは“ちょっと変わったアイテム”です。

人気の透明素材のケースは、目新しく売場で映えます。透ける素材のため、デザインも自由自在。ここで紹介しているクリアマルチケースは筆箱や眼鏡ケースとしても使えるため、お子さまもから年配の方までオススメできます。

エコバッグ

エコバッグ

画像引用元:オリジナルケースファクトリー(当社)『レジ袋みたいなエコバッグ

旅先では思いのほか荷物が増えてしまい、急きょ大きめのバッグや袋を購入することがあります。しかしあまりに大容量なバッグは考えもの。大きすぎて機内に持ち込めなかったり、バッグの中身とサイズが合わずお土産を傷めてしまったりすることもあります。

エコバッグならお土産を入れてそのまま渡すこともできるほか、普段の買い物に使用できるため実用的です。レジ袋と同じサイズ・形状のエコバッグなら使い勝手が抜群です。


まとめ

地域のPRを担うゆるキャラ。日本中で多くのゆるキャラが誕生し、なかには世界的に進出したゆるキャラもいます。しかしこうしたゆるキャラはごく一部。多くのゆるキャラが現れては消えています。

ゆるキャラの成功例から成功の秘訣を紐解くと、戦略的なグッズ制作がポイントだということが推察できます。

オリジナルケースファクトリーでは、ゆるキャラとの相性がよい商品ラインナップを多数取り揃えています。国内工場で印刷から仕上げ、発送までを行うため、高品質なオリジナルグッズを短納期でご提供。受注生産にも対応しているため、在庫リスクの心配も不要です。1デザイン1個から制作でき、戦略的なグッズ制作に適しています。

地域活性化や観光振興にお悩みなら、ゆるキャラグッズの開発を行ってみてはいかがでしょうか。クオリティの高いキャラクターグッズをお求めの方はぜひ一度ご相談ください。

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OCF(オリジナルケースファクトリー)を運営するのは、オリジナルグッズ・ノベルティグッズの製作を低価格・高品質・短納期で実現する有限会社エクセル・タム。OCF編集部では、ECサイトやイベントなどの物販企画に関するお役立ち情報を随時お届けします。 オリジナルグッズ・ノベルティグッズの製作をご検討中の方は必見です。

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