
マーケティングが重要!オリジナル商品の開発について紹介

商品を販売するビジネスモデルは、“小売モデル”と“販売モデル”の大きく2つに分類できます。メーカーから仕入れたいわゆる“型番商品”を販売する小売モデルに対し、販売モデルは自社商品を企画、製造して販売するという仕組みになります。
型番商品は、商品そのものの知名度が高い場合、商品名で検索する顕在層を獲得しやすいという大きなメリットがありますが、一方で、仕入れ値が高い、競合が多いというデメリットも挙げられます。
利益率を重視するなら、自社オリジナル商品の開発は無視できない戦略となります。
しかし、そのためには「売れる商品を開発すること」が何より重要になります。
商品を開発するなら、まずはマーケティングです。
この記事では、商品開発におけるマーケティングの流れや、商品開発の基本的な2つの概念“プロダクトアウト”と“マーケットイン”について解説します。
商品開発におけるマーケティングの流れ
商品開発では、顧客ニーズをしっかりと理解した商品づくりが重要となります。そのためには顧客や市場の動向をしっかりと分析し、商品づくりに反映させるマーケティングが必要不可欠。商品開発におけるマーケティングは、基本的に以下の4つのステップで行います。
STEP1:マーケティングリサーチ
まずは市場調査です。自社のターゲットである顧客のニーズを調べます。どのような商品を提供すればよいのか、どのような方法で販売すればよいのかなど、内容は多岐にわたります。
また、競合他社や市場の動向も必要です。競合となる商品や企業を決め、強みや弱みを分析します。
STEP2:コンセプト設計
つづいて、商品を企画・開発します。調査で知りえた情報をもとに、商品のコンセプトを決め戦略を立案するステップです。「だれ」に「なに」を「どのように」利用してもらうのかを検討します。顧客のニーズと自社の強みを組み合わせて設計するのが一般的です。
STEP3:商品設計
このステップでは、商品について詳しい内容を詰めていきます。商品のデザイン・形、原料や販売する価格、「どこで制作するか」などを検討します。
STEP4:実行戦略
実行戦略では、ターゲットとなる顧客に購入してもらうための具体的な方法を決定します。商品を「どこで売るか」「どのように売るか」「販促はどうするか」などを細かく検討し、企画していきます。
商品開発にはどちらが向いている?2つの概念とは
商品開発においては、“プロダクトアウト”と“マーケットイン”という2つの基本的な概念があります。それぞれのメリットをバランスよく考慮したマーケティングを行うことで、顧客のニーズや自社の強みを反映した商品を開発できます。以下では、これらの概要とメリット・デメリットを紹介します。
プロダクトアウト
プロダクトアウトとは、自社が作りたい商品を開発して市場に提供することを指します。
市場や顧客のニーズよりも作り手側の考え方や方針が大きい手法です。マーケティングありきの現代では、古い考え方とされがちですがApple社iPhoneといった大成功の事例もあります。
メリット
プロダクトアウトのメリットは以下の3つです。
- 顧客が想像していない新たな商品を生み出せる
- 他社に先んじて商品を市場に出せるため、競合優位性が保てる
- 自社の強みを生かしやすい
デメリット
対して、プロダクトアウトのデメリットは以下の2つです。
- 顧客が求めていない商品を開発してしまうことがある
- 消費者に受け入れてもらいにくい
企業の強みや個性を発揮できるのがプロダクトアウトのメリットです。社内のノウハウや技術力を反映するため、顧客の想像を超えた商品開発が可能です。
かといって、ニーズを無視して作りたい商品を開発した場合、顧客のニーズに合わなければ売れない可能性もあります。
マーケットイン
マーケットインとは、市場や顧客のニーズを調査して商品を開発・提供することを指します。
顧客視点のマーケティングを行い、売れると予測できる商品を開発する手法です。マーケットインの代表例はアサヒビール株式会社のスーパードライです。顧客の声を商品づくりに取り入れ、ビールにそれまでなかった“辛口”という概念を浸透させました。
メリット
マーケットインのメリットは以下の2つです。
- 顧客の求めている商品を開発しやすい
- すでにニーズがあるため、売れないリスクが低い
デメリット
一方、マーケットインのデメリットは以下の2つです。
- 顧客の想像を超えられない
- 他社に類似商品や上位商品を販売されるリスクがある
ニーズを商品開発に反映させるため、顧客に喜んでもらいやすいのがマーケットインのメリットのひとつ。あらかじめニーズがある商品の開発なら、「まったく売れない」というリスクも回避できます。
しかし、ニーズがある商品は競合を生みやすいです。のちに他社から類似商品やさらによい商品が販売されるリスクもあります。
マーケティングにおいて、これらのどちらが優れていると決める必要はありません。マーケティングでもっとも大切なのは顧客のニーズです。どちらもメリット・デメリットがあるため両方を上手に組み合わせて欠点を補いあうことで、よりよい商品開発が可能になります。
オリジナル商品の開発はOEMを利用しよう

商品開発は、新しい“モノ”を市場に出すことだけを意味しているわけではありません。自社で独自にデザインした商品を市場に提供することも商品開発のひとつ。OEMを利用すれば自社に生産ラインやノウハウがなくても、オリジナル商品の開発は可能です。
オリジナルケースファクトリーでは、スマホケースをはじめとしたオリジナル商品やノベルティのOEMを行っています。
ご利用はとても簡単です。用意されたテンプレートをダウンロードしてデザインを入稿し、発注システムから発注するだけ。スムーズに商品開発が行えます。
また、1デザイン1個からの制作が可能です。多数のデザインを少量ずつ制作し、どのデザインのニーズが高いか調査することもできます。
国内工場で生産しているため、クオリティの高いオリジナル商品を短納期で制作できます。店舗・倉庫等への納品だけでなくユーザー直送にも対応しているため、ECサイトを運営されている企業にもおすすめです。
まとめ
オリジナル商品の開発にはマーケティングが必要不可欠です。市場の動向はもちろん、顧客ニーズにしっかりと耳を傾けなければ、独りよがりの商品開発になってしまいます。
しかし、顧客ニーズだけを考えた商品開発は意外性が少なく、顧客の想像の枠を超えることができません。商品開発を行う際は、顧客ニーズを考慮しつつも自社の強みや個性を生かしていくことが重要です。
オリジナルケースファクトリーでは、高い技術力とスピーディーな対応でオリジナル商品開発をサポートします。ご興味がございましたら、オリジナルケースファクトリーへお気軽にお問い合わせください。
TEL:048-290-5111
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